2006-08-27

交通事故

ほんとうに,あってはならないことだから,いつも神経質なくらいに気をつけていたのに,交通事故を起こしてしまった。
こちらは,子どもを同乗させていて,相手の方は一人。どうしてそんなことになったのか,正直わからない。幸い,相手の方も,こちらも大きなけがはなく,ほんとうに不幸中の幸いだったと思う。今となっては,相手の方の一日も早い回復を祈るばかりだ。
ただ,それはそれとして,困っているのは,私の心理的な問題だ。いや,運転が怖くなったというわけではないのだ。(それなら,相手の方が,むしろ心配だ。体だけでなく,そんな心の傷からも一刻も早く回復してほしいと思う。)
運転中はいつも周辺に気を配っていたと思う。前方はもとより,後方の車の動きまで考えて運転していたつもりだ。信号が青になって交差点に進入するときさえも,赤方向の車の動きを常に予測しながら運転するのが倣いになっていた。ふつうならちょっとヒヤっとするような場面にも行きあってきたが,そんなときでも,たいてい意識するかしないかのうちに,右足はブレーキの上に移動していたりして,常に危険を予測する運転をするよう心がけていたと思う。
なのに今回の事故だ。つまり自分のそんな運転スタイルや危険を予測しようとする力が信頼できなくなっているのだ。周囲に気を配り,常に他車や歩行者の動きを考えて事故を起こさないように運転していても,結局大事なことを見落としてしまっているのではないか,そして,事故を起こすまで,それに気づくことなく(結果として事故なく)車で移動していただけに過ぎないのではないか。つまりどんなに注意していても,どんなに心がけても,安全運転について自分は無力なのではないか。そんな考えが心を去らないのだ。
でも,今はただ,相手の方に早くよくなってもらいたいと願うだけだ。

...

 

(albireoな日々,Nov/30,2010転載)

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