まるでプラタナスのような大きな葉をしげらす低木ですが,道の上に覆い被さるように,そしてその下の影は強くなってきた陽射しをさえぎり一休みするように誘惑してきます。まだそんなに歩いてないのにね。
この花のつぼみに気づいた時は,てっきり豆の鞘のような実になってしまったのだと思いました。花に気づかなかった!とちょっとガッカリもしたものです。
写真は,不思議な形の花が,色被りして淡い緑になっていますが,本当は白い花です。
そうそうこの花は ウリノキ Alangium platanifolium var. trilobatum の花です。つぼみは細長く先端から巻き上がるように開花するようです。それでこんな感じなのでしょう。
夏鳥の季節は,木々の緑も深くなり,野鳥のさえずる声は聞こえどもその姿はなかなか見られなくなってしまいます。その代わりに多くの木々の開花の季節でもあります。
里山とはいえ,山の木々の花は遠くからは見ていても,意外に近くで見たことはなく,「何の花だろう?」となってしまいます。もちろん,ふだんから(ほんとうは)見ているはずですが … 。
そうそう,一輪だけとって花びら(花弁)を調べてみましたよ。一枚に見える,クルッとまるまっているのをはずしてみると,何と 2枚一組になっているではありませんか。
で,2枚に見えたのは ほんとうは 4まい,3枚に思えたのは ほんとうは 6枚だということになるのか!
📝 2022-06-13
撮影: 2022-06-10 GX7Ⅲ, G X VARIO 4.0-5.6/45-175, 129mm f/5.4 1/500s ISO2500
撮影: 2022-06-10 GX7Ⅲ, G X VARIO 4.0-5.6/45-175, 129mm f/5.4 1/500s ISO2500
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