イタチが川を…

　川の向こう岸の川原に，イタチがいたんです。川原を歩いて岸に近づいていきます。

　わ，泳いでこっちへ来るかな。そう思ったらピョンと流れの中の石の上に飛び移ったではありませんか。

　おっと，そうだよね，ちょうどいいところにあるもんね。

　と思ったら次の石に（ホントはもう少し早いタイミングの写真だといいのですけれど）。

　この後は水に飛び込みこっちの岸へ。彼を見ているボクらを見透かすように川原の，段差のある部分に着岸し，見えなくなってしまいました。おかげでどっちへ向かいどこから岸に上がったのかさっぱりわかりません。

　イタチって，いつもそう。こっちに気付いて姿を隠すとき，見えなくなったその場所からさらにどこへどれだけ動いたのかわからなくなるようにしてるよね。絶対次の動きが予測できないように動いているに違いない。身を隠したその場に息を潜めている ― なんてことは絶対にない。

　野鳥たちもそうだ。飛んで来て幹や太めの枝にとまるとき，必ずこっちから見えない側でとまるよね。木々にまだ葉がついていない時季なら絶対に。そうでなくても，間にまちがいなく一本，枝を入れて視線をさえぎってる。たまに丸見えの枝にとまったときはちょっと幹の方に動いたり枝の向こう側に回り込んで見にくくして，ストンと落ちるようにしてから飛んで場所を変えるんだ。鳥の方からボクらが見えなければ，ボクらの方からも鳥が見えないってちゃんと知っているに違いない。

　人間は他のどの動物よりも頭がいいなんて誰がいいだしたのだろう。SARS-CoV-2 には人間の事情も，県境はもちろん国境もカレンダーも関係ないのに，今の状況は２週間前の様子だとあんなにマスコミでは指摘していたのに，１週間後とか週明けにも解除とかいっているし。

　感染拡大（防止）対策と経済のバランスをとるのではなく，感染拡大（防止）対策下での経済対策が必要な気が，まだ，する。

　おっと，エモン化してきた。今日もまた，マスクと手洗いの一日が始まる。STAY HOME じゃない，ENJOY HOME だよね，そんな気もしてきた，せっかくだし。

…🐌

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wr/2020-05-25T06:13