散歩(ウォーキング,ね)中のボクらからは,100m くらいか。
顔はこっちを向いているのだが,ぜんぜんボクらに気づいていないようだ。
そのまま,こっちへ歩いてくる。子連れというわけでもないし,この2頭自身がウリボウというわけでもなさそう。で,もう少しの間 … ということで Good な構図を求めて,シャッターをリリースし続けていたのです。
50m くらいまでせまったころだろうか。さすがに,相手は野生動物。気づかれたときに興奮されたり,「危険!」と判断されたりしたらどうしよう。
「これはちょっと危ないな」そう思って,でも,敵意はないよ,みたいな動きでこちらは退散することにしました。
もちろん,退散しながらもシャッターはリリースしていましたよ。
すると,あちらも気づいたようで,いきなり立ち止まり,後ろを歩いていた個体がこっちを見たかと思ったら,たちまち2頭で(ボクらから見て)右側の河原の方へ逃げこんでしまいました。
あぁ,良かった。イノシシが突進してきたら,こちらはそれを避けることはできないだろうし,闘って勝てる相手でもなし。この結果は望外の幸運でした。もちろん,無事だったということと,こんな至近で撮影ができたことの両方で。
野生動物を甘く見てはいけないことは知っていますが,実際に危険な動物に遭遇することなんかないと思っていました。
でも考えてみれば,近くで熊(ツキノワグマ)の目撃があってからわずか数日後に同じところを通っていたり,タヌキやシカに目の前で遭遇していたり,川の向こうの崖を滑り落ち慌てて登っていくカモシカを見たりしていたのです。イノシシの箱わなも珍しくないこのあたり。
いつでも大型の動物に出くわす可能性,いや蓋然性はあるわけで,これからは油断せずに散歩(ウォーキング,でした)しないといけないなと反省もした,朝のできごとでした。
...🐌
▶イノシシだ! (NIKON IMAGE SPACE)
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