2019-08-02

双眼鏡 ― ツァイス ZEISS Terra ED Pocket 10×25

 最近,あんまりワクワクしないし,物欲もなくなってきたような気がする ・・・ なんて感じていたのですが,それって,健康寿命も生きながらえる方の寿命もすごく縮めるのではないかと。

 それで,エントリーモデルではありますが,思い切ってツァイス Zeiss の双眼鏡 Terra ED Pocket 10×25 にしました。

 買う前に,本当は,触って・覗いてから決めたかったけど,近くにツァイスの Terra ED や ED Pocket を手にとって試せるところはなかったのでしかたありませんでした。ネットで評判を調べたりレビューを見ようともしてみました。でもこれはあまりうまくいきませんでした。あまり見つけられなかったからです。

 で,せっかくですから,完全に素人で,ただのユーザーにすぎない私の単純な感想くらいはここに書き残しておこうかな。

 あくまで感想であって,客観的なデータにもとづく検証や試験にもとづくレビューではありませんので,あしからず。




ツァイス ZEISS Terra ED Pocket 10 × 25


 感想は ニコン スポーツスター Sportstar EX DCF 10 × 25 を念頭に置いています。

 まずは,ウォーキング (散歩 ― ともいう) で使ってみて,取り扱い上気づいたことから。


気になったこと

①ピント調整ノブの位置が少し近い
    → 慣れれば OK だろうけど
②ピント調整ノブの感触は Sportstar EX のほうが好み
    → 慣れれば OK だろうけど
③ピント調整がシビア
    → これは調整ノブの回転角と (フォーカス用) 光学系の移動量との関係かな?


気に入ったこと

①ハイアイポイント
    → メガネ使用なのですごくありがたい
②接眼レンズが大きい
    → ケラレも少なくとてもよい
③視度調節ノブ(1)
    → ノブそのものは回しやすい
④視度調整ノブ(2)
    → まちがって触って動くことがない
⑤接眼目あて
    → 引きのばしたときキチッと止まる,戻したときもクリック感がある
⑥見ためもシンプルでよい
    → 好みだし,Zeiss のロゴも控えめだ (わかる人しか気づかないかも)


そして,感想 ・・・

まず見え方

 納得の見え方。何よりも視界がすっきりと見え,色収差も感じられない。ピント合わせはシビアな感じだが,不思議と焦点面の前後にも合焦しているかのような感じもある。奥行きの方向の広がりが感じられ,とても気持ちがよい。ピント合わせがシビアに感じるのは,調整時のノブの回転角が小さいからかもしれない。

アクセサリ

 ハードケース付属。なかなかよくできていて,専用だ。ただあまり使わないかな。ベルトループがついていて,空の時にファスナーを閉じなくてもマグネットのタブであかないようにできる。ただし中に本体を収納したときは,このマグネットのタブはまったく力不足。空のケースをさっと開けて収納したらきちんとファスナーを閉める・・・そういう使い方だろうな。カパッと開いて中味が落ちないようになっていて良いがもう少しだけ開いてもいいような。ただケースをベルトにセットしているときはこれ以上開くとダメかも。中にクリーニングクロスが入れておけるようなポケットがあるといいかな。

 クリーニングクロス。小さな箱のようなパッケージに入っていた。思ったより大きめ。およそ18cm角。これには大きめの ZEISS のロゴが。めがね拭きに使うとかっこよさそう。

 ネックストラップ。付属品のストラップとしてはなかなか凝った作りかも。首に掛かる部分は 2cm 幅,それに 6 - 7mm くらいの幅のテープが取り付けてあります。この取り付け部には合皮が使われていて,ここには左右側とも ZEISS のロゴがあります。目立たないけれど,このロゴがあるので,ちょっと使わないともったいないように思えてきます。ただ全体としては,私の使い方 (私は斜めがけ派) には短いのが難点ですね。90cmくらいかな。

 外箱。いやいや外箱は付属品ではないでしょう。でもこの箱,かたづけられないよ。


こうしてみると

 こうしてニコンの Sportstar EX と比べながら考えたことがあります。
 それは,ツァイスの双眼鏡とくらべたらわずか 1/5 ~ 1/4 の値段の ニコン Sportstar EX 10×25D CF だが,逆になかなか高性能というか,高コスパだということです。
 のぞいた時の見え方やそれに支えられた "よく見える!" 感ではもちろんかなわないけれど,ボクらの双眼鏡選びには暗黙の条件として "予算" の枠というのがあったんですよね。その枠内ではなかなか高いレベルで仕上がった一台だったというわけですね。
 あぁ,2台一度には使えないんですよね,双眼鏡って。


さて

 本格的なバードウォッチングではなく,歩きながら鳥の声を聞いたり姿を見たりすることを楽しみにしている私の,心を満たすための双眼鏡でもあるので,まずは小さく軽く,そして扱いやすいことが第一ですよね。高性能の,ハイレベルな双眼鏡は,欲しくないといえばそれは本当ではありません。ですが,それは (そういう双眼鏡は),とてもではありませんが荷が重すぎるように思います。
 ZEISS の Terra ED Pocket はエントリーレベルだそうですが,私にはもったいないかもしれない一台です。
 でも,ながく使えそうだし,永く使う双眼鏡になるでしょう。良いものを選んだなぁと思います。
 充実した散歩生活,じゃない,ウォーキング生活になーれ。
... 




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