コンパクトデジタル(カメラ)なのに,なんとファインダーが! そんなこんなで,お休みの15日に思わず買ってしまいました。
Panasonic Lumix DMC-LF1
注目のファインダーは EVF で,かなり小さめ。倍率も低めでアイポイントも近くて,正直,見やすいとも使いやすいともいえません。でも,いいんです。コンデジにファインダーがあるということが重要です。もっといいファインダーにしてくれよ,というなら,LX7 + LVF2 になっちゃうわけで,LX7 でさえ,LVF2なみのファインダーは内蔵できなかったわけですよね。
ボディ前面のコントロールリングはいろいろ割り当てができるとあります。なかなかいいですねぇ。そう思ってステップズームを割り当ててみました。すると MF でも AF でも,そして露出モードが何であっても,コントロールリングはステップズームになりました。モードごとに設定ができるわけではないのですが,まあ,これは問題はないでしょう。
ところが,ここで,大問題が!実は マニュアルフォーカス(MF)のときのフォーカシングはレンズまわりのこのコントロールリングで行うのですが,なんと,これもステップズームの割り当てのままで,現在のところ,どうやったらフォーカシングできるのか試行錯誤中。マニュアルも活用編を冒頭から精読し始めましたが,まだ解決しません。そのため,今のところ,デフォルト(「標準」)に戻してあります。なんか,一度だけうまく操作できたような気もするんだけど,再現されません。AF のときはズーム,MF の時にはズームは専用のズームレバーがあるから,このコントロールリングにピント操作を割り当てられると良かったんだけどなぁ(標準だとそうなっています,念のため)。
ファンクションキーにも機能が割り当てられるので,フォーカスエリアの移動の機能を割り当ててみました。ところがいくらいじってもエリアが動かない?ちょっとあせりました。コントロールリングと同じく泥沼化?と思いましたが,これはオートフォーカスのモードを「1点」にしてなかったからでした。まぁ,当たり前といえば当たり前ですが,コントロールリングの件もあったので,びっくりしました。
欲をいえば,23点オートフォーカスのときや顔認識でもエリアを切り替えるのに使えればいいのに…,ですね。というか,その方が便利だと思うんだけど,どうでしょうか。フォーカスエリアが1点なら,フォーカスロックでもいいんだもんね。自動選択だからこそ,時には「そこじゃないよ!」といって動かしたくなります。何か別の機能を割り当ててみようと思います。
イメージセンサーは,大きめの 1/1.7インチなので,コンパクトデジタルカメラとしては期待できる方ですね。実際に撮影した画像を見ると,(上を望めばキリがないですが)私としては十分満足。必要ならそういうカメラを使えばいいだけ。特に,思った以上の立体感で,ボケが弱いところを補ってあまりあるくらい。「想像以上」ということなら,初めて見た Foveon X3 センサー SIGMA DP2 での写真を見たときの驚きを思い出しました。
周辺部の画質がどうのという話も聞きますが,問題になるほどの周辺部に写真の主題を置かなければならないような高レベルの構図の写真は私の腕では望むべくもないので,気にもなりません。中央部に視線が集中して,かえってよかったりして。
レンズは,Leica Summicron 銘 35mm換算28-200mm 7.1倍ズーム(LEICA DC VARIO-SUMMICRON 6.0-42.8/F2.0-5.9 Power O.I.S.)。広角側の F2.0 に対して望遠側 F5.9 は少し暗くて残念ですが,望遠側でもボケぐあいが実に気持ちいいので,問題はありません。
一緒に買ったロングストラップと革製のボディケースですが,ストラップは両吊りになってとっても goodなんだけど,両端のテープが細いのが気になります。ケースの方は,ずれやすくて使わなくてもいいかなという感じでした。
総じて,高評価の長く使いたいカメラ。徹底的にカスタマイズしたり,露出やピント位置など自由自在に操作して使うような使い方をしないなら,すごくいいカメラだと思います。散歩やポタリングのおともに,いつでも持って行くカメラになりそうです。よかったよかった。
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