2010-12-09

35mm 二眼レフ,Blackbird,fly と Gakkenflex(大人の科学マガジン付録カメ ラ)

Gakkenflex
学研の大人の科学マガジン付録二眼レフカメラ ― Gakkenflex ― の,ファインダーの見え方に,ついついはまってしまって・・・
ファインダーは少し暗く,想像以上に見づらいものでした。ところが,何というか,ピントがあると,えもいわれぬ立体感!
思えば,SIGMA DP2 にみごと心をわしづかみにされて買ってしまったのも,DP2が出力する写真の,これまた「えもいわれぬ」立体感!だった。
これだけの立体感を感じるのだったら,なぜに「3D」なんぞというギミックが必要なのかと思ってしまうほどだった。
これはもうなんとかして二眼レフを手に入れるしかないな,って,強く思いこんだ瞬間だった。

 

 


Blackbird,fly それで,とうとう買っちゃったのが,これ。Blackbird,fly という,二眼レフ(風)トイカメラではありますが,ちゃんとフィルムカウンターもあるし,巻き上げノブもちゃんと1枚分で止まるようになっています。
写りの方は,ある意味期待はずれ(もっとトイ風の写真になるかと思っていた)のできで,かなりまともに写ることがわかりました。
周辺の減光や歪曲はありますが,どちらかというと「味」な感じです。ピントも意外にシャープ。絞りも晴れ(これがF11),曇り(開放=F7のようです)と2段の切り替えが可能なので,かえって迷ってしまいます(笑い)。シャッター速度も1/125秒ということですから,手ぶれも少ないかな(ちゃんと構えれば)。

でも,大きな問題がありました。私が,二眼レフに足を突っ込んじゃったのは,学研の付録二眼レフです。そのファインダーがきっかけだったので,ファインダーレンズの像がピントグラスに写らなければならないのです。二眼レフならば必ずピントグラスに像が写る…って思い込んでた私が悪いといわれれば確かにその通り。でも,この "Blackbird,fly" は,「距離目測式」。ピントグラスがない!
いや,確かに「距離目測式」と明示されていました。それは自分で確認しました。もちろん「距離目測式」というのがどういうものか,よく知っています。でも,それはそれとして,ファインダーはピントグラスがあると思いこんでいたんでしょう。ところが……
ああ,なんとまさに「距離目測式」であってそれ以外の何者でもありませんでした。つまり,ファインダーにはピントグラスがなく,本当にファインダーとしての役割しかなかったんです。そして,レンズは回すと,ちゃんと距離が読み取れるようになっていたのです!
まぁ,写りは,正確な表現をすれば,期待以上だったわけで,これはこれで楽しんで写真を撮るでしょう。なんとストロボにも同調するしね。でも,学研の付録もこれでは卒業できません。時々ファインダーフードを開けて,ピントグラスに写る世界を楽しみ,そして,Blackbird,fly のシャッターを切る。そんな二眼レフ生活が待っていそうですね。


L1010407-750x500HQ.jpg そうそう,"Blackbird,fly" と 付録二眼レフ(これは "Gakkenflex" というらしい)ならべて2ショットしました。
付録カメラ "Gakkenflex" の方が,少し小さいですね。"Blackbird,fly" よりスリムです。好みによるでしょうが,私はこのスリムなデザインの方が好きです。"Rolleiflex 4×4(ベビーローライ)" を思わせるプロポーションかな(笑い)。そうすると,"Blackbird,fly" はさしずめ "Rolleiflex" か "Rolleicord" といったプロポーションか?!  *もちろん,全然別物ですよ。比較の対象にもならないでしょう。それはわかっています。あくまでその少しスリムな付録Gakkenflexからの単純すぎる連想ですから,クレームは必要ありません*

撮影した写真の方は,見せるほどの腕はないし,その上,スキャンが面倒なので,ありません。あしからず。


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