スバルWebコミュニティのメルマガを見ていたら,先週のエントリーとして,サイクルロードレースとレガシー というのがあった。
ちょっと跳んで記事を探してみると,やっぱり,ジャパンカップサイクルロードレースのことだった。
あんまり,ネタっぽい(作り話か広告コピーみたい)ので,人には話したことは(たぶん)ないんだけど,私がレガシーのセダン(今は B4 )を乗り継ぐようになったのは,いわばこのレースのせいなのです。
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もう何年前のことなんだろう。第1回のジャパンカップ(そのときはまだ「…世界選手権…」とあったような気がする)が宇都宮で開催されたその年あたりに初代のレガシーが発売されたんだったと思う。レースの会場は自宅と結構近くて,たまたま会場近くを通りかかると自転車のレースがあるっていう幟や交通規制のポスターがたくさん見られた。
そのレース前の様子をテレビで見ていて,ふと目に入ったのが,大会かチームのオフィシャルカーとおぼしき車。屋根にレーサー(競技用自転車)を載せてコースを走ってくる姿だ。これが見事に風景の中にとけ込んでいて,それでいながら実にかっこいい。
いや,そのときの車がいかにもアウトドアっていでたちのRV車や,そうでなくてもツーリングワゴンだったら何とも思わなかっただろう。でも残念ながら(^_-)-☆ごく普通に見えるセダンだったんだなぁ。
このセダン,そのころ盛んにコマーシャルが流れていた,出たばかり(だったと思う)のレガシーのセダンで,当時の私には,そして我が家にもちょっとばかり贅沢な(値段も)車だった。でも,ルーフにロードレーサーを載せて林の中のワインディングを駆け抜けるセダン!そのドライビングシートに座っている自分!そう思うだけで,うぅ,もうだめでしょ。
その日から目に飛び込んでくる車のCMといえばスバルのCMばかり,しかも,そのキャッチコピーは「磨いてきたのは走りです…もっとクルマになる」…そう,街の中では必ず車を見るし,車を見れば,自転車を載せたあのレガシーセダンを思い出すし,テレビを見れば「レガシー,もっとクルマになる…」って言ってるし。
私が,レガシー,それももちろんセダンのステアリングを握るようになるのにそれほどの時間はかかりませんでした。
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10年近く楽しませてもらったそのときの4WDセダンVZは,初代のB4RSを経てSIドライブ装備のB4GTとなっていますが,交差点での赤信号の時などふと横を見ると,ウィンドウには,*私の* 運転するレガシー,あのときの気持ちがよみがえってきます。林の中のワインディングではなく,自転車も載せてはいませんが,やはり景色の中にとけ込んでいて,まるであのときの時間がそのまま今につながっているんだよって教えてくれるみたいなその姿。あぁ,このクルマにしてよかった…,そう思わせてくれるひとときです。
# あ~ぁ,まんまコマーシャルだなぁ。でもホントの話だからちょっとしゃくかも。
# まぁ,だれかひとりでも,
# あ,それわかる!
# って人がいればいいかな。(って,いないか)
(albireoな日々,Dec/01,2010転載)
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